大阪大学工学部応用自然学科 物理系学科目(物理工学科目・応用物理学科目)

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アドミッションポリシー

物理系(物理工学科目・応用物理学科目)

物理系の学科目として、物理工学および応用物理学の2学科目があります。

<物理工学科目>では、大は宇宙ステーションから小は超LSI、また生体細胞までも対象に、精密さと極限を目標とした幅広い物理系科学技術に関する教育と研究を行います。物理学を基本として自然現象の精密さを極限まで利用する革新的“ものづくり技術”の創出によって、未来社会の発展を支え、多様な科学技術分野で活躍することができる個性豊かなサイエンティスト、エンジニアを育成します。

現在の研究では、ナノメートルの単位を越え、ピコメートルの世界の先端技術を開拓しつつあります。それらの技術は、放射光X線・中性子ビーム用超高性能光学ミラーとそれらを用いた顕微鏡システムの構築や、量子力学に基づいたナノデバイスの設計、次世代超LSI、太陽電池の製造技術、ナノテクノロジー、バイオ・テクノロジー、さらには世界を先導する環境調和型エコ・クリーン製造技術などに応用されています。

物理工学科目は、この分野における国際的な研究拠点(COE:センター・オブ・エクセレンス)を形成しており、平成8年度の採択から現在に至るまで、継続的なCOEとして発展を続けています。その結果、本学科目には、世界最高性能の研究施設(ウルトラクリーンルーム、ウルトラクリーン実験施設)が設置され、充実した設備と自由な環境のもと、最先端の教育・研究が推進されています。

<応用物理学科目>は、既成産業を超えて新しい産業を創出し、既存の科学を超えて新しい科学を創出する、未来の科学者・高度専門技術者を養成しています。応用物理学科目の前身は歴史的に日本でもっとも古い応用物理学科のひとつであり、「ナノテクノロジー」「光科学」「バイオ・テクノロジー」そして「数理科学」の4つを研究教育のメインテーマとしてきました。そして、それらの融合からさらに新しい科学技術の創出に挑戦しています。新しい材料開発やバイオ医療研究においても、最先端の応用物理学の科学と技術がその発展に大いなる貢献を果たしています。

教育においては、サイエンスを楽しみながら最先端の科学技術を習得することを目指して、基盤となる物理学をベースとしつつ上記4つの分野に関連したカリキュラムを集中的に組んでいます。特に最先端のナノテクノロジーとフォトニクスにおいては多くの講義があります。基幹講座にはナノ物性理論、ナノ物性工学、ナノマテリアル、ナノフォトニクス、ナノバイオ工学の領域があり、さらに情報数理学、光工学、バイオフォトニクスなどの分野で計16研究室があります。分野の先進性から、特に外国人教員・研究員、留学生が大勢います。大学院では工学研究科のみならず、情報科学研究科、生命機能研究科にも進学することができ、産業科学研究所、レーザーエネルギー研究センター、フォトニクス研究センターでも研究を行うことができます。